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想いとグチの吐き出し場

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ハスラースリー 読了



スリーもポケットもこなす三太のビリヤード成長物語。

ビリヤードをきちんと主題においている辺り、
ちょっと珍しい作品。

それも、技術とか、ケッタイな技とかじゃなく
メンタルに触れているのはかなり珍しい作品。

「レイズだろうと、ストリックランドだろうと誰でもOKだ」
「俺が知ってる最大の大会は2001年11月に東京で行われた
 『TOKYO-9BALL 国際ビリヤードトーナメント』だな。」
「原宿の駅前、そのビリヤード場はビルの三階にあった。」
なんていう、ちょっとしたリアルが組み込まれているのも、
ニヤッとしてしまう。

と、まぁ、ビリヤードをやる人が読むと
思わずニヤッとしてしまう要素が盛り込まれた作品。

だがしかし。

ビリヤードをやらない人が、普通の小説として読むことを
考えるなら「つまらない」と評価せざるを得ない。

作品中、いろいろなエピソードがあるけど
それが有機的につながっている感じがしない。

エンディングも「え?これで終わり?」という拍子抜け感。

うん、まぁ、ビリヤードする人たちの内輪ウケようの
作品かな。
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