風のなかの櫻香 読了 読 2015年01月10日 風のなかの櫻香施設から引き取られ、尼寺で育った櫻香(さくらこ)。素直に、そして賢く育ち、中学に入った櫻香の周辺で不穏な動きが起こり始める。作者は内田康夫さん。50000分の1程度という非常に薄い、でも130000000分の1よりは遥かに濃いそんな縁のある方。なので、1冊は読んでおかないと、ということで実家にあったこの本を選択。犯罪が起こる推理小説ということでトゲトゲした雰囲気になりそうなものだが本作では終始ゆったりとした時間が流れる。それが尼寺という舞台のせいなのか、最後には犯人との約束も守り通す櫻香の素直さのせいなのかはわからないけど。そのぶん「いつトゲトゲ感がでてくるんだろう」と、最後までドキドキしてたらいつのまにか読み終えてしまった。(^^; PR